2020年7月17日金曜日

建築・地域共生デザイン研究室の糸長浩司 特任教授と藤沢直樹 専任講師らが,2019年度 農村計画学会 学会賞(実践)を受賞しました!!

みなさん、こんにちは!
新型コロナウイルス対策でオンデマンド授業が続いていますが、
一日も早く、学内でみなさんに会える日を心待ちにしています😌

さて、生物環境工学科の建築・地域共生デザイン研究室
糸長浩司特任教授藤沢直樹専任講師らが
農村計画学会 2019年度 学会賞(実践)を受賞しました✨

建築・地域共生デザイン研究室では、都市や農山村地域において
その地域の持つ風土と共生する建築やまちをつくるための
計画・設計の研究に取組んでいます😄
またそのための都市・農村計画の知識や、
建築設計技術を身につけるための講義・演習をおこなっています📔

 調査研究では、国内外でのフィールドワークや
そこに暮す人たちとのワークショップも実施しています👐
これにより、その地域に培われた文化や暮らしの知恵を読み解きます👀
さらに近年切迫する環境・社会問題を生物資源科学ならではの視点で分析し、
その地域のもつ環境のよい点や課題点を明らかにします💪

その成果を応用した建築やまちのあるべき姿を模索し
その計画・設計手法の開発を目指しています😊

 講義や演習で学んだ知識や技術を、
教員とともに実際のフィールドで試すことで、さらに深く学び修得する。
大学生が,社会人基礎力をつけるための学び・実践教育の場にもなっています🙌
ArcGIS Pro を使った環境解析
 
模型を使ったデザインワークショップ

 今回学会賞を受賞したのは、
「津波被災住民と建築・まちづくり専門家の協働による新しい集落づくりの実践
-岩手県大船渡市碁石地区防災集団移転住宅地『りあすの丘』プロジェクト-」です。

2011年に発生した東日本大震災での津波により
大きな被害を受けた集落に対し、これまでの研究成果を応用した支援を通じて、
新しい集落を創造したことが実践研究として評価されました😄

 研究室では学生とともに、技術者、弁護士、建築士などの専門家の皆さんと
被災後2011年からこの集落にボランティアとして訪れました。
そして7年間の歳月をかけてワークショップと地域の環境を分析し、
風土・文化・自然と共生する新しい集落ための
宅地、公園、道路、住宅を計画・設計し、提案をしてきました🏡
 新たな集落として誕生したリアスの丘
20175月に行われたりあすの丘まちびらき

 つまりこの受賞は、被災された住民の皆さんと専門家、研究室の学生など、
様々な立場の人々が協働して取組んだことによる成果でもあります✨
プロジェクトにかかわってくれた多くの学生・卒業生に、深く感謝します😌


生態系と共存する都市・農村環境のデザインを追及・計画づくりをしています🏡
興味のある方は生物環境工学科HPやオープンキャンパスをぜひご覧ください😊

これからもお二人の更なるご活躍をお祈り申し上げます✨



学科事務室