2021年9月28日火曜日

生物生産流通施設学研究室の都 甲洙 教授と佐瀬 勘紀 特任教授らが、日本食品工学会賞論文賞を受賞しました‼

 みなさん、こんにちは!

日中も涼しくなり、秋を感じるようになりましたね🍁

10月5日(火)からは対面式での講義も再開します、後期の授業も頑張りましょう💪


さて、生物環境科学科の生物生産流通施設学研究室

都 甲洙 教授佐瀬 勘紀 特任教授らが研究成果をまとめた論文

「Determining the Internal Structure of Ice Cream Using Cryogenic Microtome Imaging and X-ray Computed Tomography」が

日本食品工学会賞論文賞に選ばれ

日本食品工学会2021年度大会(9月7日)で表彰されました✨


みなさん、アイスクリーム🍦の内部構造がどうなっているかご存知ですか?

アイスクリームは主に、気泡、氷結晶、乳製品で構成されていて、

アイクリームの最終品質に大きな影響与えるそうです👀


都 甲洙 教授らはこのアイスクリームの内部構造を研究しています🔍

この内部構造の計測にはいくつか方法がありますが、

特に電子顕微鏡、X線CT計測では前処理として、試料の凍結乾燥が行われるのですが、

この方法ではアイスクリーム内の氷結晶が昇華し、空隙として残ってしまうため、

元来の気泡との区別が困難でした・・・・


そこで!!


この研究では、極低温ミクロトームスペクトルイメージングシステムとX線CTを用いて、

同じ試料から同時に気泡、氷結晶、乳製品の

ミクロからマクロ計測と3次元計測を行ったのです!

(極低温ミクロトームスペクトルイメージングシステムは都 甲洙 教授らが本研究用として開発したものです)


この手法は、アイスクリームの新しい品質評価のみならず

食品の調理・加工、食品製造工程の合理化への応用が期待されています😄

お二人の更なるご活躍をお祈り申し上げます🌟



学科事務室